レンゲツツジ(蓮華躑躅)とは、春〜梅雨時、枝先に大輪で朱色の五弁花を数個まとめて咲かせる
ツツジ目ツツジ科ツツジ属の耐寒性落葉低木です。
高温多湿を嫌い、日当たりと水捌けの良い冷涼な環境を好み、高原や草原などで見かけられます。
日本原産の躑躅で、日本で見られる躑躅の中では最大級の花を咲かせます。
他に、黄花を咲かせる黄蓮華躑躅や、蓮華躑躅から育成された白花品種があります。
花には蜜があり、蕾が蓮華の花に似ていることから命名されました。
しかし、花を含む全木に呼吸停止を引き起こす痙攣毒があり危険です。
馬や牛などの家畜が食べても有毒であることから、別名にウマツツジ(馬躑躅)、ベコツツジ(牛躑躅)とも呼ばれます。
葉縁に細毛が生えています。
花後に成る果実は、長球形の朔果で強毛が生えています。
夏の西日の当たる場所は栽培には不向きです。
一般名:レンゲツツジ(蓮華躑躅)
学名:Rhododendron japonicum
別名:オニツツジ(鬼躑躅)、ウマツツジ(馬躑躅)
分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツツジ目ツツジ科ツツジ属
原産地:日本 分布:北海道南部〜九州の日本 環境:草原、高原
樹高:1〜3m 生活型:落葉低木
葉の付き方:互生 葉長:5〜12cm 葉形:倒被針形
開花期:4〜6月 花形:ロート状で先端が5深裂 花色:朱赤・黄・白
花径:5〜6cm 成実期:10〜11月 果実形:長球形の朔果
用途:庭木、花材 毒性:有毒植物
●ツツジ科の花
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